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建設DX:見積書・工程表連携ソリューション

奧村 魁斗

奧村 魁斗

建設DX:見積書・工程表連携ソリューション

従来の建設業務において、営業段階で作成される「見積書」と、施工管理段階で作成される「工程表」は、個別に作成・管理されることが一般的でした。これにより、見積内容を工程表に再度手入力する手間(二重入力)や、入力ミス、作業項目の抜け漏れといったヒューマンエラーが発生しやすいという課題がありました。

プロジェクト概要

本プロジェクトでは、自然言語処理を用いて見積書データを解析し、その積算項目を基に、施工順序や工数を割り当てた工程表(ガントチャート形式など)のドラフトを自動生成するシステムの開発を行っています。

技術的アプローチ

  1. 見積書の構造化解析 — PDF・Excelなど多様な形式の見積書を読み取り、作業項目・数量・単価・工種を自動抽出
  2. 作業順序の推論 — 建設工程の一般的なルール(基礎→躯体→仕上げ等)に基づき、作業の前後関係を自動判定
  3. 工程表の自動生成 — 抽出した項目と推論した順序から、ガントチャート形式の工程表ドラフトを自動作成
  4. 人による確認・調整 — 生成された工程表を施工管理者が確認・修正し、最終版として確定

本ソリューションが目指す価値

  • 工数の大幅削減 — 見積書を取り込むだけで工程表のベースが完成し、施工管理者の事務作業時間を短縮します。
  • 精度の向上 — 見積書と工程表のデータが連携することで、作業項目の抜け漏れを防ぎ、一貫性のある管理を実現します。
  • 迅速な施工準備 — 見積の承認後、即座に施工準備(リソース割り当て等)を開始できます。

建設業界の課題に向き合う

建設業界は2024年問題(時間外労働の上限規制)に直面しており、業務効率化は急務です。特に中小の建設会社では、ITツールの導入が進んでおらず、ベテラン社員の経験と勘に頼った業務運営が続いています。

当社は、こうした現場のリアルな課題に寄り添い、「使いやすく、現場に馴染むDXソリューション」を提供することで、建設業界の働き方改革に貢献してまいります。