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RCI
RCIは、日付と価格に順位をつけ、その相関関係から売買のタイミングを判断しようとするオシレーター系の指標です。他のオシレーターと違い、+100%~-100%で推移するのが特徴です。
株価が上昇を続けている場合、株価は日付が新しいものほど大きくなるはずです。一方、株価が下落を続けている場合、株価の数字は日付が新しいものほど低くなります。そこで株価が足許の相場状況においてどれだけ上昇あるいは下落してきたかを知るために、株価の順位と日付の順位にどれだけ相関関係があるかに着目したものがRCIです。
順位の付け方を表にするとこのようになります。
この日付と株価の順位の関係から相関係数をあらわしたものがRCIです。
単純なイメージでは10日間の株価があった場合、10日間連続で毎日上昇した場合にはRCIは100%となります。逆に10日間連続で下落した場合は-100%となります。あくまで日付と株価の順を見ているだけで、株価の値幅や上昇率は考慮されません。
買いポイントは0%以下のマイナス圏でRCIが反転したときです。RCIは比較的、方向感が明確なため、上向きか下向きかによって反発のポイントを判断することができます。
RCIの欠点としては株価が一方向に動いていった場合、上昇であれば+100%に近い上限に張り付いてしまいます。反対に下落が続いていしまうと-100%に近い下限に張り付いてしまい、オシレーターとしての機能が発揮されなくなります。